小児鍼治療ってどんな治療?
古くから行われている小児鍼治療ですが、どのような治療なのかということは、あまり知られていません。そこで当院での小児鍼治療がどのような治療であるかということをご説明致します。
頭部の熱感や髪の毛の逆立ち具合などを診ています。
頭部にテイ鍼で接触鍼法を行っています。
腹部にテイ鍼で接触鍼法を行っています。
腹部にテイ鍼で接触鍼法を行っています。
仰向けで腹部にローラー鍼を使用しておなかの調子を整えています。
背部の皮膚の熱感や皮膚のざらつきなどを診ています。
背部にローラー鍼を使用して皮膚に刺激を与えています。
小児鍼と皮下に刺入しない鍼の画像です。左からローラー鍼、スプリング鍼、銀杏鍼、員鍼、テイ鍼(チタン)、テイ鍼(銅)です。主に小児に対して使用しますが、大人に使用することもあります。こちらをクリックすると拡大画像をご覧になれます。
小児鍼の治療では鍼は接触鍼法が大半です。大人の治療で使用する鍼を使うことはほぼなく、小児専用の鍼を用います。
治療中の画像に写っている鍼は「ローラー鍼」と「テイ鍼」です。「ローラー鍼」はローラーに小さな突起がついており、その突起で全体的に皮膚から刺激を送ります。「テイ鍼」は古典書物の「霊枢」の「九鍼十二原第一」にも記載されている古代鍼のひとつで、現在の治療でも使用されています。「テイ鍼」は大人の治療でも使用します。
その他には銀杏の葉のような形をした「銀杏鍼」や「スプリング鍼」なども使用することがあります。いずれも皮膚を摩擦したり、皮膚を軽くたたくような手技を施します